応募書類、内容以外に気を配ってる?

企業のリサーチや自己分析、PRもちゃんとできているのに、なぜか書類審査を通過しない、と嘆いている人も多いのではないでしょうか。そんな人はもしかしたら、応募書類についてのマナーを見落としているかもしれませんよ。応募書類のマナーがちゃんとできていなければ、いくら中身が良くても審査を通過することはほとんどないでしょう。人間も、書類も相手に真剣に見てもらうためには、まず第一印象が大事なのです。

履歴書は書式が指定されている場合を除いて、鉄則として手書きのものにしましょう。パソコンで入力したほうが簡単だし、時間もかからない。しかもITスキルをアピールできるじゃないか、と思うかもしれません。しかし、そういった手軽さゆえに採用担当者には「手抜きで書いているんだな」と良くない印象を与えてしまう場合もあります。そのため、指定がない限りは、手間はかかりますが手書きで書きましょう。さらに、手書きの場合、書き間違いをしてしまうこともあります。そういったときは、修正液や修正テープを使うのはNGです。書類の見た目が悪くなりますし、それが誠意のなさに見えてしまうのです。

茶封筒で書類を送るのはダメだ、という話もありますが、企業の採用において封筒の色で合否が決まることはほぼありません。それよりも、書類を贈る際の封筒のサイズを気にしていますでしょうか?履歴書で大切なのは、読みやすいことです。気合をいれて文字をきれいに書いたとしても、書類を折りたたんで送ってしまうと、癖がついてしまって読みにくくなります。読みにくい書類をしっかり読みたい、と思う人は少ないですよね。そのため、履歴書は折りたたまなくても入るサイズのものを選びましょう。市販の履歴書ならばA4サイズの封筒であれば、問題なく入ります。

送付状は、書類を郵送やFAXする際に一緒におくるビジネス文書のことを言います。必要応募書類に、履歴書、職務経歴書のみしか書かれていない場合でも、この送付状を一緒に送ることは絶対です。応募要項に書かれていない場合が多いので、もしかすると付けないで送っている人もいるのではないでしょうか。ただし、この送付状をつけるのは大抵は書類を郵送する場合のみで、応募書類を手渡しする場合は不要だと言われます。送付状は、郵送した書類の内容を把握するためのものですが、履歴書に書ききれなかった経歴を簡単にまとめて書いておくことで、自己PRにも利用できます。この送付状は、他の書類と一緒にクリアファイルに入れてから封筒に入れましょう。ただし、企業側で書類をコピーする場合もあるので、まとめてホチキスでとめるのはNGです。